月経によって起こる体や精神の変化は、個人差があり人によって様々です。ここでは、人に比べて症状が重い私の実体験をご紹介します。

はじめに
私は医療従事者ではありません。この記事を専門的な監修のもと作成したわけではありません。
私が5年間に渡り治療に向き合ってきた中で感じたことや実際に起きた症状について紹介しています。個人差の大きい話ですのであくまで参考程度に見ていただければと思います。
月経前症候群とは
月経前症候群については、ネットでもいろんな病院や製薬会社が紹介されています。その中でわかりやすいものを引用にて紹介させていただきます。
月経前症候群(PMS)はこんな病気
月経前症候群(premenstrual syndrome:PMS)は、月経(生理)が始まる3~10日ほど前から身体や心にいろいろな症状が起こる病気です。これらの症状は月経の開始とともに弱まったりなくなったりします。月経のある女性のおよそ70~80%は月経の前に何らかの不快な症状を感じるといわれていますが、PMSはその症状の程度が強い状態です。症状は軽いものから、日常・社会生活に支障をきたす重いものまでさまざまです。
PMSの詳しい原因はまだ分かっていません。少し難しい話になりますが、女性特有のホルモンである黄体ホルモンの代謝物に対するGABAA受容体(脳内で神経伝達を仲介)と、セロトニン作動性ニューロン(神経伝達物資に影響を及ぼす神経細胞)との関連性が報告されています。
月経前症候群(PMS)の症状
PMSには身体の症状と心の症状があり、どちらも非常に多くの症状が出現するのが特徴です。これらの症状は、月経の3~10日ほど前から始まり、月経の開始とともに改善傾向を示します。それぞれの代表的な症状は次の通りです。
身体症状:下腹部痛、頭痛、腰痛、乳房痛、脚のむくみや体重増加など
自律神経失調症状:動悸、悪心、めまいなど
精神症状:イライラ感、抑うつ、不安・緊張感、易疲労感、不眠、無気力、判断力の低下など重症の場合では、イライラ感や怒りが強くなって他者を無意識に罵倒したり、攻撃したりすることもあります。また、周囲に理解してもらえないつらさから社会的引きこもりになることもあります。
月経前症候群(PMS) (げっけいまえしょうこうぐん)とは | 済生会 (saiseikai.or.jp)
月経前症候群診断基準(米国産婦人科学会)
過去3回の連続した月経周期のそれぞれにおける月経前5日間に、下記の情緒的および身体的症状のうち少なくとも1つが存在すれば月経前症候群と診断できる | |
情緒的症状 | 身体的症状 |
・抑うつ ・怒りの爆発 ・易刺激性、いらだち ・不安 ・混乱 ・社会的引きこもり | ・乳房緊満感、腫脹 ・腹部膨満感 ・頭痛 ・関節痛、筋肉痛 ・体重増加 ・四肢の腫脹、浮腫 |
(出典:産婦人科診療ガイドライン-婦人科外来編2017)
月経前症候群の当事者である私は、
- 女性ホルモンの影響で症状がでている
- メンタルや体がしんどくなる
- 酷くなると生活に支障が出る
- 酷い人は産婦人科で治療した方がいい
と、ざっくり認識しています。
私の体験
学生時代
私が最初に月経前症候群の症状がで悩んだのは、高校生のときです。
情緒的症状としては、月経の1週間前になると理由もなく
- イライラする
- 落ち込む
という状態になっていました。その症状は月経が始まるまでずっと続きます。
家では母親に対して当たりが強くなり、常に機嫌悪く振る舞っていました。
交友関係では、彼氏に「別れよう」と言って、イライラの時期が終わったら「別れるとか言ってごめん」と言うのを毎月繰り返していました。

そうやって相手の嫌がることを言ってイライラを晴らそうとしてしまうのです。こんなに暴走してもイライラは治まらないのですが…。本人は自暴自棄になっていて制御できません。私の母親や彼氏は毎月のことなので、「またか」といって流してくれていました。でも、暴走している私の相手をするのは疲れるとも言っていました。
このように行動にでてしまう情緒的症状は、周りも巻き込んでしまいます。イライラと落ち込みからくる抑えられない暴走は、学生の間ずっと続きました。
身体的症状としては月経痛や浮腫もありましたが、痛み止めを飲み自分でマッサージをしてなんとか学生生活を送ることができていました。

社会人になってから
社会人になると学生のときよりも立っている時間や拘束時間が長くなり、疲れがたまりやすくなりました。知らない遠い町へ移住し、日々のストレスも大きくなりました。
月経前症候群は、学生の時の症状に加えて
- 強い眠気
- 集中力の低下
- 忘れっぽくなる
が増えました。

職場では、仕事を教えてもらっているときでも強い眠気と集中力低下が邪魔をして話が全然理解できませんでした。睡眠時間を3時間増やしましたが改善されませんでした。
そんな様子を見た周りの人からは
- やる気がない
- どんくさい
と言う目で見られていました。周りは男性ばかりの職場だったので相談できる人はいませんでした。仕事をがんばりたいのにがんばれない不甲斐なさから産婦人科で診察を受けることにしました。
産婦人科にて診察
はじめての診察したときは、自分の症状を伝えて内診もしてもらいました。
内診では内診台に座って、手袋をつけた婦人科医が膣から指を入れて子宮や卵巣の状態を確認します。産婦人科医が男性というのもあり、少し抵抗はありました。ですが、悩んでいる症状から解放されたいという気持ちのほうが強かったのでちゃんと診てもらいました。痛みはなかったですが気持ちが悪かったです。

結果は、異常はないが子宮内膜が少し厚いというものでした。漢方と低用量ピルを処方され、しばらく様子を見ることになりました。
低用量ピルは血栓ができやすくなるという副作用があるので、
- 水分をしっかりとること
- 長時間、座りっぱなし立ちっぱなしでいないこと
を気をつけるように念入りに説明を受けました。
また低用量ピルの服薬は、毎日同じ時間に飲み、飲み忘れをしないように!と指導を受けました。

服薬して起きた変化
低用量ピルの服薬で1番わかりやすかった変化は、出血量の減少です。多い日用のナプキンが欠かせなかったのが、おりものシートで足りるようになりました。
ほかにも
- 月経痛がなくなった
- 浮腫が減少
- イライラが減少
- 落ち込みが減少
していきました。3ヶ月ほどの時間をかけて日に日に症状が軽減されていきました。
仕事に支障が出ていた
- 強い眠気
- 集中力の低下
- 忘れっぽくなる
この症状は、すこし軽減されたものの完全には無くなりませんでした。
後半に続きます。
コメント