退職すると多くの場合、退職した職場の人達との関係は薄くなっていきます。
私も関係が薄くなったのですが、ある日突然飲み会の誘いが来ました。飲み会に行くと気づきがあったのでここで紹介していきます。私が飲み会に行って思ったことや、友人の経験したケースも紹介します。
誘われた経緯
私が退職して2年経ち、新しい職場での生活に励んでいたある日。昔仲良くしていた同期の女性からLINEがきました。LINEの内容は結婚報告でした。退職して疎遠になっても結婚を知らせてくれることが嬉しくて、LINEでお祝いのメッセージを返しました。
すると翌日、ほかの同期や昔お世話になっていた上司と、私の話がでて一緒に飲みたいという流れになったと言われました。メンバーは私と同期2人と上司1人。私も久しぶりに会いたいし、直接会って結婚を祝いたい気持ちだったので、よろこんで参加の返事をしました。
飲み会当日
飲み会を予定している日の昼休憩の時間、飲み会の幹事の結婚報告をしてくれてた同期からLINEが来ました。
「体調が悪いから今日は飲み会に行けません。でも他の2人は大丈夫だから飲み会楽しんできてね。行けなくてごめんね!」
という内容でした。体調不良だから仕方が無いけど、今回一番会いたかった人だったので残念な気持ちになりました。直接渡そうと結婚祝いも準備していたのですが、それは後日運送で送ることにしました。
飲み会の会場は最寄り駅から歩いて数分のところにある居酒屋。店員に幹事の名前を伝えて予約席に案内されました。席についてしばらくすると上司と同期が別々にやってきました。
「久しぶり!!元気してた?」
「来てくれてありがとう!」
と言われ、1杯目のビールを3つ注文しました。
はじめは今日来られなかった同期の結婚の話で盛り上がりました。新しい名字も教えてもらうことができました。
そのあとは、
- いまどこに住んでいるか?
- いまどんな仕事をしているのか?
- 近々結婚するの予定はあるのか?
- なんで退職したのか?
などを聞かれました。細かいことは言いませんでしたが住んでいる市と働いている職種は伝えました。
良い市だよね!と相づちをうち、私の住んでいる市についての話をしてくれます。
退職した人がどんな生活をしているのか、いま幸せなのかが気になるようです。
同期の近況も聞くことができ、お互い違う人生を歩んでいるけどそれぞれ頑張っているって思いました。
居酒屋のお酒や料理も美味しくて、きてよかったと思いました。
注文していた料理が全部並んだころ、上司が昔の栄光やたくさん稼いでいることについて話し始めました。私と同期は料理を食べながら「すごいですね!」と相づちを打ちます。
職場の飲み会ってこんな感じだったな。と懐かしくなりました。(新しい職場では飲み会がない)
食事代は上司が全て払ってくれました。私と同期は財布を出しましたが上司は「いらないよ」と言います。もう同じ会社じゃないのに、こうして私の分まで奢ってくれて本当に優しいと思います。
また集まろうね!と言って解散しましたが、それから1年経ってもその人達から飲み会の誘いはありません。社交辞令というやつでした。
飲み会に行って思ったこと
また飲み会の誘いがあるかはわかりませんが、誘われても次はもう行かないかもしれません。
そう考える理由は
- 現在の生活で接点が多い人との時間を優先したいと思った
- 自分の生活や価値観が変わってしまったので話が合わない
からです。懐かしさを感じられる点は楽しいですが、今の生活にプラスになるか?というとなんともいえません。結婚や働き方といった価値観が合わなくなった人と話すと気を遣うので、しばらくは会わなくてもいいかな。と考えています。
再度、飲み会の誘いが来ないのも相手も似たようなことを感じたからだろうと思います。
また退職した職場の違う人から誘いがきたら行きますが、こちらから誘ってまでは会わなくていいかなと思っています。
友人の経験したケース
友人は退職して数年経った頃、退職した職場のおじさんから連絡が来たそうです。
友人が新しい職場で働いていることを知ったおじさんは、友人の転職祝いをしようと言って人を集めてくれたそうです。
友人が呼ばれた会場に行くと、そこには友人が退職した後にその会社に入社した人も数名来ていたそうです。(友人からすると完全に知らない人)
「転職おめでとう!!」
と知らない人にも祝われたそうです。
友人は、「知らない人も来るなら行かなかった、全然楽しめなかった」
と言っていました。
まとめ
退職した職場の飲み会にいくと、懐かしさに浸れて楽しいですが、知らないうちに周りと価値観が合わなくなっている可能性もあります。
また友人のように知らない人も飲み会にくるという可能性もゼロではありません。
誘ってくれた人に会いたいなら参加していいと思いますが、あまり気乗りしないのなら無理して行く必要はありません。現在の生活を大切にしていきましょう。
コメント
その人に会いたいという気持ちがあるから行くのに、本人がいないのは辛すぎます…