ここから先は前半の続きです。
私の体験
服薬して起きた変化
低用量ピルの服薬で1番わかりやすかった変化は、出血量の減少です。多い日用のナプキンが欠かせなかったのが、おりものシートで足りるようになりました。
ほかにも
- 月経痛がなくなった
- 浮腫が減少
- イライラが減少
- 落ち込みが減少
していきました。3ヶ月ほどの時間をかけて日に日に症状が軽減されていきました。
ですが、仕事に支障が出て困っていた
- 強い眠気
- 集中力の低下
- 忘れっぽくなる
の症状は、すこし軽減されましたが克服までには至りませんでした。
合うまで何種類も服薬する
このことを婦人科医へ伝えると3ヶ月ごとに薬を変えて自分に合う薬を探すという方法をとられました。(薬の効果がわかるのが約3ヶ月だから)
私が今で服薬した低用量ピルは以下の通りです。
- ルナベルLD
- フリウェルLD
- ジェミーナ
- ヤーズ
- ドロエチ
価格はそれぞれ異なりますが、全て保険適用で1ヶ月分で2,000円~3,500円で処方されました。
これだけ飲んできましたが、完全に眠気などが消えることはありませんでした。
すると婦人科医から、「あまりお勧めはしてないけど、更年期専用のディナゲストを試してみる?」と言われました。この薬は、
- 月経が止まる
- 毛深くなるかもしれない
というデメリットもあるので嫌だったら飲まないほうがいいと言われました。私は眠気から解放されるなら何でもいい!という気持ちでディナゲストも服薬することに決めました。
改善された症状とつらい副作用
ディナゲストを服薬をするといままで悩んでいた眠気や集中力低下の症状がなくなりました!毎日がとても過ごしやすく快適でした。体調面はとてもよかったのですが、すごく気になる別の変化がでてきたのです。それは、
- 肌が油っぽくなり肌荒れする
- 毛深くなる
- 月経がこなくなる
というものでした。私は医療脱毛を済ませていてムダ毛が生えなくなっていたのですが、服薬によってムダ毛が復活してしまいました。とてもショックで2ヶ月分が終わったタイミングで服薬を止めてしまいました。(危険です、真似しないでね。)
勝手に服薬をやめたらこうなる
ディナゲストの服薬をやめたところ、
- 肌が油っぽくなり肌荒れする
- 毛深くなる
の症状はなくなりました、やはり薬の副作用でした。
これでいいやと日常を送っていたところ、ある日突然、胸が急に痛くなりました。胸の痛みは1日数回起きて3分程度ズキズキと続きました。痛いところを手で触って確認するとしこりがあるような感触がします。もしかして乳がんかも?と不安になり、すぐに乳腺外科の予約を取りました。乳腺外科は近日中の予約が取れず、1番早い日で14日後に予約が取れました。
乳腺外科での診察
痛みがあった14日後には、もう痛みやしこりが無くなっていました。それでも不安が残るので予約を取った時間に受診しました。
医師にいわれたことは
- 20代の若い女性は乳がんができることは滅多にない
- 乳腺外科だから月経前症候群について診察できないが、勝手に服薬を止めたことが関係していると思う
- 念のためエコーでしこりが無いか診ます
ということでした。
その後エコーで診てもらった結果、”異常なし”でした。
「そもそもホルモンというものは体にいろんな影響を与えます。ホルモンに関する薬を独断で飲んだり止めたりすることは危険です。」
「胸のしこりに関しては、しこりがあると錯覚することはよくあります。今回、触診でも確認しましたがしこりはありませんでした。」
「ちゃんと産婦人科の先生に、ディナゲストの副作用が嫌だったことも含めて相談してください」
と強めに医師に言われました。薬に関することは専門知識のない人が勝手に判断してはいけないと反省しました。
診察を終えて
再度、産婦人科へ行って薬を処方してもらうべきところですが、まだ病院に行っていません。その理由は、眠気や集中力の低下があっても支障のない日々を送れているからです。胸の痛みも今はありません。
また月経前症候群の症状で生活に支障がでてきたら病院に行く予定です。
症状の克服方法
5年間にわたって月経前症候群の治療に取り組みました。そのなかでやってよかった克服方法を紹介します。
- 産婦人科に行って、漢方や低用量ピルの服薬をする
- 睡眠時間を増やす
- 散歩などの軽い運動をする
- 入浴時に湯船に浸かる
- 腰回りを温める
- マッサージをする
です。
薬を飲めば完全に症状が治まる訳では無かったですが、無いよりはあったほうがよかったです。
手間はかかりますが、湯船に浸かったりマッサージをすると体や気持ちがスッキリして楽になります。
もし私が挙げた克服方法で試したことがないものがあったら、やってみることをお勧めします。あなたも自分に合った方法で自分をいたわってください。
まとめ
月経前症候群に悩む人の生活はどんなものか、どのような治療をしていくか、勝手に薬をやめるとどうなるか、この記事を通してわかってもらえたと思います。
個人差の大きい月経の症状は周りから理解されにくくて辛いですよね。
月経前症候群で悩む人がこの記事を読んで、お役に立てたら嬉しいです。
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